酵素風呂に入って体がポカポカ

以前、「鳥取県にオープンした酵素風呂に入れるお店に予約するけど、一緒に行ってみる?」と言われた友人の車で、ある休日鳥取県に行きました。

早朝に出発した自宅から、途中サービスエリアで休憩を取りながら、鳥取まで2~3時間ほど高速道路を走り、お昼前に予約したお店に到着したあと、友人と酵素風呂に入ってみました。

ヒノキのおがくずや米ぬかなどの有機物を発酵させた発酵熱で体を温める酵素風呂の特長は、自然発酵の熱に全身がじっくり包まれ体の負担が少ないうえ、芯から温まることです。

米ぬかセラミドや、ビタミンE、γ-オリザノールなどが多く含まれている米ぬかは、古い角質を落としターンオーバーを促進する美肌効果があります。

胃腸系の便秘改善や整腸効果、皮膚系の肌荒れ解消やアトピー性皮膚炎、花粉症の改善のほか、血液系の血液サラサラや血糖値低下など、米ぬかは多くの栄養成分が含まれています。

リハビリの効果が増す

酵素風呂に入った誰もが口を揃えて言っていたとおり、体の芯まで温まりました。

病気やケガのあと、酵素風呂に入り体の芯まで温まったあとリハビリすると、動かし難かった部分が柔らかくなり、より一層効果が増します。

体温を上げ免疫力を高める

よく「高い、低い」と言う平熱の基準が35.8~36.2℃前後とされている中、運動不足や食生活が原因なのか、35℃台の私は体温が低めです。

体温が1℃異なるだけで、免疫力が30%も下がったり、5~6倍も上がったりします。

体温を上げ、免疫力を上げるために重要なのは、お風呂に入り湯船に浸かり、体の芯から温まることです。

汗がプツプツ出てくると体が温まった目安とされ、40℃のお湯に10~15分、42℃のお湯に5~6分ほど浸かります。

体を冷やすために出る汗は、体が芯から温まった証拠です。

15分ほど入っただけで、2時間ほどの有酸素運動と同じ程度のカロリーが消費されます。

その結果、血流が改善され新陳代謝が活発になります。

血液がサラサラになり新陳代謝が改善され体温が上がる

サラサラ流れる健康な血液は、赤血球が栄養や酸素、免疫物質などを全身に運ぶ一方、血行が悪く、末梢まで行き渡らないドロドロの血液は、肩こりや腰痛などをもたらします。

さらに、冷え性のほか、脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす原因になります。

体の老廃物を出し、サラサラの健康な血液にするには、汗をかくことです。

酵素風呂に入った私が驚いたのは、汗をかいたにもかかわらず、ほとんど喉が渇かなかったことでした。

驚き不思議に思った私が調べえてみると、酵素風呂に入ると出る汗の成分が水分ではなく、体に不要な血液中の老廃物であり、通常の汗の7倍も出ることがわかりました。

汗をかき血液がサラサラになると、新陳代謝が改善され体温が上がります。

熱に弱いがん細胞の増殖に効果あり

がん細胞が好む環境は、低温と低酸素、酸性傾向にある血液とされ、血流が悪い、免疫力が低下する低体温の状態は、がん細胞が増殖してしまう原因になります。

熱に弱いがん細胞は、低体温の35℃台で活発に増殖し、39℃台で死滅するとされている中、酵素風呂の設定温度は50~70℃です。

おがくずや米ぬかなどで体全体が覆われるものの、水のように全部の皮膚が覆われるわけではない酵素風呂は、間接的に熱を感じるため、高温でも快適に入れます。

まとめ

友人に誘われ初めて酵素風呂に入ってみた私は、肌もスベスベになったうえ、汗もたくさんかき、体もポカポカになりました。

体の全ての老廃物が出たように感じ、よいことづくめだった私は、改めて米ぬかのよさを実感させられました。

通える範囲内に酵素風呂の施設があれば、生活習慣に取り入れたいほど気に入りました。

そんな酵素風呂に入ると、たくさんかく汗によってミネラルが排出されます。

そのため、酵素風呂に入る前後に注意したいことは、水分と塩分を摂取することです。

酵素が入った入浴剤があることを知りました。

残り湯が洗濯に使える家庭に優しい入浴剤で、自宅でも酵素風呂に入った気分を味わいたいものです。