東京都内で民間救急を利用したい!事業者の選び方は?

東京消防庁によると、都内の救急出動件数は毎年過去最多を更新しているとのこと。そのうち、不要不急であったり軽症者の割合が約半数以上を占めています。
これまで以上に救急車の適性利用が叫ばれる中、急速に拡大しているのが民間救急のサービスです。

民間救急の役割とは?

“民間救急とは、消防庁が定める「患者等輸送事業」に登録された民間事業者が、緊急性の低い患者を病院や施設、自宅などに搬送するサービスです。救急医療や緊急搬送などは行えませんが、寝たきりや車椅子などで自力での移動・外出が困難なケースにおいて、全国的にも需要が高まっています。
患者の体調や症状によっては「救急車を呼ぶほどではないけれど、人の手が必要」という場合も多いでしょう。民間救急は、そんなニーズに答えてくれる便利なサービスなのです。

東京都で民間救急の事業者を選ぶには?

ここからは、東京都内で民間救急の事業者を選ぶコツを3つ紹介します。
1つ目は「希望エリアや時間を確認する」こと。民間救急は24時間営業のところもありますが、事業者によって対応時間はさまざまです。搬送エリアも決まっていることが多いので、事前に確認が必要です。
2つ目は「費用」です。民間救急は公的サービスではないため、利用料がかかります。こちらも事業者によって料金設定が異なるので、比較したい場合はいくつか見積もりを依頼すると良いでしょう。
3つ目は「スタッフの資格の有無」です。救急車で行うような処置はできませんが、スタッフの中には看護師や介護士などの専門資格を持つ人もいます。体調や症状が不安定な方は、万が一に備えて有資格者のいる事業所を選ぶと安心です。

東京都にある「東京民間救急コールセンター」の利用もおすすめ

また東京都では、独自に「東京民間救急コールセンター」を設置しています。こちらに問い合わせすると、患者の状況や利用日時、搬送場所に応じて民間救急を予約してくれます。自力で探すのが大変なときには、非常に便利なシステムではないでしょうか。
手続き方法や事業者一覧は東京防災救急協会のホームページに載っているので、こちらもぜひ活用してみてくださいね。