意外と古くからある測量技術
測量そのものは、大昔から存在していました。諸説はあるものの、紀元前3000年の頃からすでに確立されていたようです。ナイル川の氾濫により区画がわからなくなるため、測量により調整していたという話もあるほど。紀元前とはいえ、技術は想像以上に進んでいたことがわかります。
最近は二次元データで測量を進めていましたが、最近は三次元データの測量である「三次元測量」も対応可能になりました。前橋でも三次元測量が行われています。数千年以上の時を経て、測量は違う世界へと歩んでいるのかもしれません。
そもそも測量とは?
測量は、物のサイズを測る作業を言います。分かりやすい例で言えば地図の作成でしょう。一昔前、地図は測量の担当だったのです。現地へ赴いて、土地の形と建物の位置を調査。調査結果をデータに起こして、地図を完成させたのです。
有名なところで言えば、江戸時代に描かれた日本地図でしょう。当時飛行機もなければ衛星も飛んでいない時代。実際に歩いて測量をし、日本地図を完成させたのです。仕上がった地図は、現在の日本地図とほとんど変わりません。
レーザーを使って測量
現在は、さすがに歩いての測量はおこなっていません。二次元測量ならまだしも、三次元測量となると大変どころの騒ぎでは済まされないでしょう。正確に距離を測るには、立ち入り禁止の場所にも入り込む必要があります。
そこで登場したのが、レーザースキャナーです。レーザーを照射することにより、対象物の位置を把握。地上からの測量だけでなく、上空からも測量できるようになったのです。
ドローンを使って
さらに最近では、ドローンを使った「UAVレーザー」を使った測量も進められています。前橋にある赤城山を測量するとします。狭い場所ならばレーザースキャナーで事足りますが、赤城山全体の測量となると大変どころでは済まされません。
でもドローンを使って測量をすれば、負担は大きく減少するでしょう。ドローンの測量は出てきたばかりで、課題も山積みです。でも技術が進めば、測量用のドローンが飛ぶ姿は、珍しくなくなるかもしれません。