型枠大工とはどんな仕事?不足する大工に対する長野県の会社の取り組みもご紹介

家や建物を建設する職人である「大工」。
そんな大工の中でもたくさんの種類があるのをご存じでしたでしょうか。
今回はその中でも長野の型枠大工についてお伝えします。
また、不足する大工に働きやすい環境づくりをしている長野県の取り組みについてもご紹介します。

型枠大工とはどのような仕事?

「型枠大工」というのは、建設現場での職人の中でも土台となるコンクリート部分の型枠工事を行う大工職人です。
一般的に大工と言うと、カンナで柱を削って作ったり、取りつけたりする仕事を思いつくでしょう。
型枠大工はそのような作業は一切せず、コンクリートを流し込む型枠工事の作業を行います。
木続建物の土台や鉄骨のビル建物の他にも、トンネルや橋・高速道路・ダムなど公の施設のコンクリート工事も行います。
先ほど、一般的な大工の行う柱などを削る作業は無いと言いましたが、型枠大工にも削り出しの作業があります。
それは、コンクリートを流し込む型枠となるベニヤ板を削る作業です。
またその型枠の組み立て・解体も型枠大工の仕事です。
コンクリート流し込みの後も、叩き作業という隙間が無いかチェックする作業やコンクリートが固まるまでの養生もします。

型枠大工はどんな人に向いているか?

型枠大工はコンクリート建設に特化した職人です。
なので、宮大工よりも狭い分野に特化しているため専門的になります。たくさんのことを覚えるのは苦手で一つのことを極めたいという人には向いているでしょう。
また、二人一組で作業を行うことが多いため、コミュニケーションを取りながら仕事を進めていくのが苦ではない人が向いています。
型枠を運ぶ他にも叩き作業などで、特に腕の力を使うので体力に自信がある方が向いています。

働きやすい職場づくりにする長野県の取り組み

そんな型枠大工ですが、ペアになった人との関りや派閥などがあると働きにくくなってしまいますね。
長野県の型枠業者の取り組みとして、職人同士の派閥を無くし円滑なコミュニケーションを取るために、新年会・納会はもちろん社内旅行や納涼会(夏祭り)イベントなどを社内で行っている会社も数多くあります。
特に納涼会など地域の方とも協力してできるのは、その地域ならではなのかもしれません。