断捨離が流行りだし、自分もやってみようと思っていたときに、この「トヨタの片づけ」という本が目に留まりました。
キャッチコピーに「片づけは成果を出すためのビジネスツールだ」と書かれています。
断捨離や片づけは家の中の整理と思い込んでいたのですが、仕事にも役立つのです。
迷わずこの本を持ってレジに行きました。
片づけで仕事が変わる
あなたのデスク周りの状態をチェックしてみましょう。
以下の状態であれば仕事の無駄が発生しています。
必要な書類を探すのに時間がかかる、又は、出てこないことがある。
長年使っていない文房具が引き出しに眠っている。
デスク上に書類の山があるが、1カ月以上触れていないものがある。
多くの人が思い当たるのではないでしょうか。
私もそうでした。
この状態の場合、仕事の無駄を改善するために、今すぐ「片付け」をする必要があります。
トヨタの言う片付けは、単なる「整列」ではないのです。
仕事や職場を変える「ビジネスツール」ととらえているのです。
片付けの実践により仕事の無駄がなくなり、効率があがり、そして売り上げがあがるのです。
整理整頓と5S運動
トヨタには「5S運動」という片付けの文化があるのです。
5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」です。
「整理」では、「いるもの」と「いらないもの」を分け。
「いらないもの」を捨てます。
「整頓」では、必要なものを必要な時に取り出せるようにします。
「清掃」は、掃除や使うものを汚れないようにします。
「清潔」は、整理・整頓・清掃の状態を維持します。
最後に「しつけ」は片付けのルールを守ることです。
この活動を会社全体で取り組んでおり、仕事を効率化させているのです。
片付けの習慣化
トヨタでは、デスクが整然と片付けられている人ほど、段取り良く仕事をこなしているそうです。
部下500人を抱える部長の資料もデスク一つで大丈夫だそうです。
この状態を作り出しているのが「5S運動」です。
何事も実践が大事ですが、「整理・整頓」ならだれでもすぐに始められそうです。
しかし、片付けが「習慣化」しないと整理・整頓は維持できないのです。
この「整理・整頓」を維持することでが重要ですが、この片付いた状態を維持する仕組みが「清掃・清潔・しつけ」なのです。
この運動の実践は、作業時間を大幅に短縮し、業務を効率化させるのです。
もちろん家庭で実践しても効果は抜群だと思います。
まとめ
トヨタには「5S運動」という片付けの文化があります。
そして、この運動を、仕事を効率化させるツールにまで高めているのです。
さすがはトップ企業のトヨタですね。
部下500人分の資料もデスク一つで大丈夫である状態は、まさに片付けが成果を出すためのビジネスツールであることを証明しています。
そして、この運動は家庭での片づけや断捨離にも応用できますね。
こちらは業務効率化とはことなり、気持ちよく生活できることが目的かもしれません。
その実践は「整理・整頓」からです。
そして、片づけ状態の維持のために「清掃・清潔・しつけ」を意識していきましょう。